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孤高の人


見えない人を
想うってね
心の負担が大きいのに
心が勝手に想ってしまうのだから
仕方ないよね。
こればっかりは
どうしようもないよね。

求めてくださるなら
わたしなんでもするのに
わたしなんにでもなるのに
嫌な事など なにひとつない あるわけないのに

求められないから
なんにもできない
でも
まだ 求めてる。
わたしには求めることはできないけど。





パイパン

あの方は
パイパンが好き。

二年前
最初にお会いしたときは
まだ、普通に生えていました。

二回目にお会いしたときは
剃り残しがある だらし無い女でした。


それから
それから
ブラジリアンワックスを勧められ
丁寧にお手入れするようになりました。



何度ツルツルにしても
三回目は
ありませんでした。


会えるメドもないのに
今日も ブラジリアンワックスのサロンへ行きました。
迷いもありません。


お風呂のなかで
ツルツルになったあそこに
指先を伸ばして
柔らかいお肉を撫でてみました。

触って貰えることは
無かったのだけど
触って貰いたくて
ずっと自分で触っていました。
すぐ涙が出てくる。

動かす指が段々速くなり
足が突っ張り
そして何度も逝きました。

わたしの中には
あなたがいるから
わたしはずっとパイパンです。



それだけかもしれないのに
少しでも
あなた好みの
女でいたいのです。






体液と

感情を言葉や文字に表すことが
とても苦手で
書けば書くほど
喋れば喋るほど
じぶんが発したものが
じぶんの想いから
離れていく。


難しいな。


想いを
行為に乗せて
交差させたい。
わたしの身体からは
文字にならない素直な言葉と
ありとあらゆる体液が流れ出るの。

手淫依存




ここ数日
おかしいくらい
手淫ばかり
手だけでは足りず
道具を使って
追い込んで
解放されて
また追い込んで


家族がいるときは
道具が使えないから
気付かれないように
指で執拗に弄っている



家族の寝息を聞きながら
身体を仰け反らせたり
くの字にしたり
それでも床擦れの音を立てないように
ひっそり逝く
何度も逝く



妄想は
自由。
わたしはあなたの精液をいただいて
喜んでいる。








一つしか見えない

考え過ぎだよと言われましたが
考えることを
止めることが出来ないのです


LINE苦手だとおっしゃったので
もうLINEは控えます
想い続けることは迷惑じゃないと
おっしゃってくださったので
想い続けます


わたし
バカだから
夢中になっている時って
言われたことしか見えなくて 出来なくて
そんな部分は
じぶんでも、改善したいのだけど

あなたに対して
冷静になんかなれない
冷静なフリは
いくらでも出来るけど。

便所



便所

とても汚い言葉だけど
どんな表現よりも
わたしを興奮させるのです。


わたしは、あなたの便所になりたい。

願うだけじゃ
叶わないと知りました。
だけど
願う。



あなたの
願いは
なんですか。

もう
わたしが
叶えることは 出来ないのかな。


わたしは
変われないのかな。



あなたに聞いてみたいけども
あなたに教えてもらいたいけども
聞けないのです。













失くしもの

強く求められたい
お前じゃなきゃダメだと
あなたじゃなきゃダメだと
強く縛られたい。
見えない縄で。

唯一無二になりたい。
1番にならなくてもいいから
特別なオンリー1になりたい。


あなたに出会うまでは
こんな気持ちになったことなど
無かった。
こんな気持ち
知らなかった。


知ってしまった喜び悦び
失った喜び悦び。



誰でもいいなら
いいのに。
誰でもいいわけじゃないから
苦しい。

あてがう

何度も電マをあてがう。



「逝けよ」って自分で言って逝って
「まだ逝くなよ」って自分で言って
限界まで追い込んで激しく逝って
赤ちゃんみたいに声出して泣いてる。
あなたに自由にされて
独りが寂しくて
泣いてる。
「変態」って、自分で自分に何度も繰り返し言って
ひとりで逝き狂ってる。




何度も傷いて
何度も寂しくなったのに
楽しい思い出しかない。

あなたが、わたしに して下さることは
ぜんぶ嬉しかった。


わたしは、あなたに 変えられたまま。

わたしが どこにも行けないの知ってて
どこへ行けというのですか。











臆病

想いが重くて
身体が千切れてしまいそうで
泣きながら消したのに
消したら
余計に
苦しくて辛い。




怖いものなど
なにも無かったのに。


生まれ変わりたいよ。
あなたが望む女に。







わがまま

あなたは わたしじゃ だめなのに

わたしは あなたじゃなきゃ だめなんて。



わたし こんなに
わがままだったっけ。
聞き分けよかったよね。

わたし どうしたら よいのだろう。







プロフィール

希

Author:希
人の母で
人の妻です。
若くはありません。

常識と女性らしさを忘れずに
日常を乱さぬように生きています。



めくった裏側に
人には言えない願望を抱えています。

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