人に弱さを見せることが苦手で
どんな時も笑顔でいたい
誰にも心配かけたくなくて
寄り掛かることなく
見栄を張って 虚勢を張って
いつも 倒れぬように生きているのに
いいの、それがわたしの美徳だから。
決して嫌じゃないのよ。
それを覆されることを
何よりも恐れているのだから
他人から、可哀想な目でみられたり
心配されることに
耐えられないの。
わたしは大丈夫。
それが誇り。
だけど
どうでしょう
一枚めくれば
この哀れな様。
誇りもプライドも無く
一人の男性に縋り付いている。
別の男の方がいいよなんて言われたら
そうね、と強がり言って さよならしてきたのに
あなたじゃなきゃダメだと 言って 縋り付いている。
妄想や願望は膨らむばかりで
プライドをズタズタに引き裂かれて
泣きながら首を振り
鳴きながら喜んでいる。
惨めな女にされることに興奮する。
それをあなたが望んでくれていたから。
その時の感情が忘れられない。
わたしは あなたのモノだから。
わたしの美徳やプライドは
あなたに壊されるために
存在するから。
これからも自尊心を高く持ち 生きていきます。