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プライド

あなたがわたしにプライドを持ちなさいとおっしゃってくださった。

その頃のわたしは
人との関係を築くとき
わたしは、自分自身を 等身大の自分よりも大きく卑下し
相手に隙を与えて
舐められ、やっと心の内側にいれてもらえたと安心するような
プライドも何もない女でした。
そうすることで、安心するなんて
寂しいこと。
自分を大切に出来ないのだから。
それを寂しいとも思いませんでした。

プライドを持てたとき。

自分の魅力で
人を惹きつけ、相手の心に入りたいと思えるようになりました。
マイナスではなくプラスを武器にしたい。
足りない部分は
それを持ってる人から学びたい。
人から好かれる人には理由があるから。
人を観察するようになりました。
周りをみて
自分を顧みて
大きくなりたい。


あなた好みのわたし色の優しさや強さが
きっとある筈。


自信は相変わらず無い。
同じ失敗を何度もしてしまう。
弱さ狡さは、今もある。
でも新しい歩き方を教えていただけた。
目の前にあなたのペニスをぶら下げられて
心から成長したいと思った。

わたしがあなたの前でプライドを棄てて喘ぐのは
あなたがわたしにプライドを持たせてくれたから。
わたしはあなたに造られ
あなたに壊されたい。





レンズ

あなたの目に
わたしが映らなくても
わたしの目には
あなたしか映りません。

わたしの目は、わたしの身体ですが
あなたのレンズを通して
世間を眺めているような
そんな訳ないのに
そんな気持ちになっています。
あなたにわたし自身を全て差し出したいと願うようになってから
映る景色の色がちがうのです。

あなたはわたしに女性らしさとか常識を強く求めてくださり
女性らしさも、常識も欠けていたわたしは
あなたに求められたい一心で
どんな場面でも女性らしさを忘れずにいることが出来るようになったし
常識外れなことをして、周囲から奇異な目でみられてもわたしが良ければそれでいい
世間と大きなズレが出来ていることに気付くことが出来ました
またそれを恥ずかしくも思えるようになりました。


プロフィール

希

Author:希
人の母で
人の妻です。
若くはありません。

常識と女性らしさを忘れずに
日常を乱さぬように生きています。



めくった裏側に
人には言えない願望を抱えています。

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