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垂らし書き

ならば、せめて自慰をと願っても
勝手に自分の身体を触ることは 許されない。
プライドを捨てて 懇願したからといって
触らせていただけるわけでもない。
わたしの身体は、わたしのモノでは ないから。





自慰の許可を いただけた。
家族の寝息を聞きながら、息を殺して何度もした。
足りずに、隠れて何度もした。
足りずに、また寝息を聞きながら何度もした。
まだ指先に、感触が残ってる。



逝くときに 口走る言葉がある。
逝く時に言いなさいと、一度だけあの方から教わった言葉。
たった一度だったのに わたしは その言葉に囚われたまま。

声には出せなくても、今日も唇が自然と動いていた。
あの方に向けて。



あの方の射精を想いながら 逝く。
あの方が精液を噴き出す瞬間 逝く。
あの方の精液の匂いを思い出し 逝く。
卑しいことばを発しながら 逝く。
止まらない。理性などない。

でも、いいっておっしゃってくれたから。


こんな自分は とても はしたない。
こんな事を書く自分も 恥ずかしい。
こんな日記を喜んでくれるとは 思えない。


でも、ごめんなさい
わたしもうダメみたい。
もう今夜は戻ってこれません。
わたしの正気を持っていってしまうあの方が悪いのです。






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墜ちるオンナは

希さま

こっそりと。。
誰にも気づかれないように。
それで。。いて。。

思わず。声が出そうになる。。
そんなイヤラシイ。。
女に。。もう。なっている。。

アナタは。。

人妻ではなく。単なる玩具。道具。
もっと。。墜ちれば。
見えてくる景色のあると思います。

きっと。。ですよ。

うさぎさん

その景色を見てもらいたい。
叶うならば わたしの身体と心を犠牲にして 見てもらいたい。

そう願っています。
プロフィール

希

Author:希
人の母で
人の妻です。
若くはありません。

常識と女性らしさを忘れずに
日常を乱さぬように生きています。



めくった裏側に
人には言えない願望を抱えています。

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