指示に従えなかったダメな女なのに
入れられたスイッチは、なかなか切れません。
もう一度チャンスをください。
どうかお願いします。
と 指示を求めて縋りついても
お返事は ありませんでした。
あの方の指示で
苦しみながらガタガタと狂い堕ちていった感覚が
何をしていても拭えません。
我慢出来なかったのに
あんなに苦しかったのに
また同じことをしてほしくて堪らないのです。
あの方の存在を感じながら逝きたくて堪らないのです。
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あの方からの指示がスイッチとなり
わたしは解放される。
だから今は
自ら股を開き、悦びの喘ぎ声をあげる 淫らな時間ではない。
女性より女性らしい姿で
常識人より常識人らしい姿で
あの方が入れてくださるスイッチを待つ時間。
あの方が「使いたい」と思う女を目指す時間。
それが今のわたしに与えられている指示だから
その時間を大切に穏やかに過ごそうと思う。
わたしは、あの方の手で造られて
わたしは、あの方の手で壊されたい。